- Q1サービスブレーキとパーキングブレーキの違いは何ですか?
- Q2どんな作動油でも使えますか?
- Q3ブレーキは国産ですか?輸入ですか?
- Q4何故ディスク素材がスチールなのですか?
- Q5鋳鉄用の摩擦材は使えませんか?
サービスブレーキとパーキングブレーキの違いは何ですか?
サービスブレーキは、車両が走行中に速度を調整する時、停止する時に使用されるもので一般的には液圧で作動しています。パーキングブレーキは、負作動ブレーキとも言われサービスブレーキ(正作動)とは逆の作動をします。
即ち車両が走行する時は液圧を作用させ、開放しておく必要があるからです。
サービスブレーキ → 使う時に液圧を作用させる
パーキングブレーキ → 使う時に液圧を開放する違いがあります。
パーキングブレーキは安全ブレーキとも言われ一般的には、
ばね等の力でブレーキの仕事をしています。
どんな作動油でも使えますか?
弊社では、各種シール材質を用意していますので、自動車用ブレーキ液、一般工業用の油圧装置に使われている作動油なら大体使えます。他にも水グリコール系の作動油等にも対応しています。
ブレーキは国産ですか?輸入ですか?
弊社は、米国カーライル社と技術提携をしており世界5カ国(日本・米国・オランダ・イギリス・中国)に、生産拠点を持っています。
又、それぞれの国でしか製造していないものもありますので、商品によってはそれぞれの国からの輸入品となります。
現在取り扱い製品の内、約10%が輸入品です。
何故ディスク素材がスチールなのですか?
一般的に、ディスク用素材は鋳鉄が使われます。
しかし、弊社では一貫してスチール製ディスクに拘っています。
それは鋳鉄に比べ下記のような特徴があるからです。
(1)安くできるから。
(2)小型軽量化できます(鋳鉄より薄くできるから)。
(3)温度上昇時の熱膨張係数が鋳鉄に比べ小さく熱歪が小さいから。
(4)熱疲労により破損しないから。
(5)製作が容易だから(鋳鉄のように型が要らない)。
鋳鉄用の摩擦材は使えませんか?
使うことはできますが本来の性能が得られません。
弊社では「スチールディスク専用」の摩擦材を開発、使用しています。
摩擦材は相手の材質(ディスクの材質)により耐磨耗性・耐熱性・摩擦特性に大きな影響を受けます。
正しい組み合わせが信頼性のあるブレーキを生み出しています。